老ウサギの介護5
これで最後です、老齢ウサギは運動性の低下によって以下の4つの問題が生じます。
1)毛繕いができない
2)床ずれがおきる
3)糞尿で下半身を汚す
4)胃腸運動も低下するので食欲が不安定になる
寝たきりで身体を動かさないと消化管の運動性も低下し、適切な餌を給与していても消化不良、食欲低下などが起きやすくなります。
胃腸の働きを助ける薬を継続的に内服したり、場合によってはウサギ用流動食の強制給餌も必要になります。
4)が改善されれば3)の心配も減ります。
老齢になってから投薬や強制給餌を学ばせることは、ウサギにとって大きなストレスとなりますので、若いうちに習得しておくことが大切だと思います。
内服に関しては獣医師の診断のもと、適切な薬を処方してもらいましょう。
投薬法と強制給餌に関しては、過去の関連記事を参照してください。