ちょっぴり申し訳ない気持ちだった

うっ滞等、食欲が無くなる病気なら、治療して食べるようになったら、それが治ったサイン。
しかし耳道や口のなかの病変が治ったかどうかは、飼主さん自ら確認することができないから、再度来院してもらい私が確認する必要がある。
結果治っているときは安心なのだが、わざわざ確認の為だけに、更に遠方から来られる患者さんだったりした場合、なんだかちょっぴり申し訳ない気持ちになる。
だからといって他にやることもないので、苦労して連れてきたのにあっという間に診察終了、それこそものの1分程度だ。
でも確認しない訳にいかないしな、と複雑な心境だった。

先月自分が皮膚・形成外科で治療を受けた。
頭頂部の病変なので自分で治癒を確認できないから、後日上述と同様に病院へ向かった、自分の場合は近所だったのでそれ程苦労はないけど。
診察時間。。。ものの10秒だった。
先生が一瞬診て「オッケー、再発する可能性あるけど、そのときは早く来れば痛くないから」で終わり。
病名がついてから自分でもネットで調べたので、予想通りの説明だった。
ただ医師から “オッケー” と言われれば安心だよなと改めて思った。

当院の話に戻って思うが、遠方から来られた飼主さんには「来るの大変だったけど、治って良かったね、ご苦労様」くらいの言葉をかける獣医師にならんといかんわな。。。と反省。

塩対応で有名な自分には似合わない話になってしまったが、50過ぎの頭の固いオッサンでもこういうこと考える時もあるのです。

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