1982年のタイガーマスク

現在、タイガーマスク、ダイナマイト・キッド、ブラックタイガー、新日本プロレス金曜夜8時のジュニア黄金時代を築いた3選手の物語を読んでいる。

タイガーマスクのピークといったら、1982年ニューヨーク マディソン・スクエア・ガーデンでの対キッド戦だろう。
現在のネット社会と違って、当時アメリカ市民は全くの予備知識なし。
興行主のビンス・マクマホン・シニアも軽量級、それもマスクマンの試合など組みたがらなかったが、既にタイガーマスクの存在を知っていたフレッド・ブラッシー夫人の「騙されたと思って見てみて!」というプッシュに折れた。

いざ試合が始まると、現在ではハリウッドザコシショウがネタにするタイガーステップから、観客にはイチローのレーザービームを初めて見た時に匹敵する衝撃だった。
対するダイナマイト・キッドは、この頃既にステロイド漬けのバケモノ身体。
薬でパワーアップした規格外選手とスピーディーに渡りあい、最後は当時の最新フィニッシュ技、ラウンディング・ボディープレスで決着。
観客の響めき、歓声、感嘆、スタンディングオベーションが印象的な試合となった。

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