骨髄提供

先日、骨髄バンクに登録していた身近な人間が提供手術を受けた。

手術は腸骨の背中側のウエストより少し下の部分に、ボールペンの芯の太さ程度の採取針を穿刺して骨髄液を吸引する。もちろん全身麻酔下で行われる。提供のための手術は1~3時間かかり、数日間の入院が必要だった。
術前準備として骨髄採取によりドナーが貧血に陥らないために、ドナー自身の血液を事前に採取保存しておき、採取当日返血する処置もされた。
退院後も暫くは身体が怠くて、腰も痛いし、社会復帰するのに時間が掛かる。

ある程度の苦痛、危険性を伴い、時間も犠牲にすることなので、善意といっても容易にできることではない。
実際、身近な人間が体験したのを今回初めて見たのだから、世間で頻繁に実施されることではないのだろう。

全く知らない人のために、無償でやるのだから、尊い行いだと思います。

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