荒野の誓い

26作目

2017年アメリカ製作の西部劇作品。

大好きな「クレイジー・ハート」で監督を務めたスコット・クーパーの作品らしく、痛快なドンパチ劇ではなく、敵対→和解→救い→癒しの過程を非常に深く考えさせられ、安全な世界で暮らすひ弱な現代人には重たい作品。

悲しみと怒りを混在させた演技は、「ダークナイト」でバットマンを演じたクリスチャン・ベールでハマり役だが、本作はその何倍も感情の揺れが大きいので、鑑賞する側も根性を要します。

いろいろあるがラストのワンシーンに救われる作品。
侵略地で建国した歴史を有する国の、その柵は現代も存在している。

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