期待は失せた

TVは新規感染者数を執拗に朝から報じているが、彼らは自覚がありながらPCR陽性者を感染者とする重い罪を犯している。
しかしどんなに煽られようと最新の実行再生産数は1.05で、これでは感染者1人が1人にしか感染させない値なので拡がらない。

現場代表?として医療逼迫を訴えてきた医師会トップが、マン防下に政治資金パーティーに参加していたことは、これまでのコロナ禍全体主義基準に照らせば、当然の如く攻撃されるだろう罪だと察する。
しかし私的にはそんなことより、この感染症の実態や恐さを最も知る者が集まる職業団体の長が、世間体として不味いと承知しながら付き合いを優先させたことが、この感染症の正味の危険度を曝け出したと思っている。
先日問題となった厚労省官僚もこの会長も、建前ではコロナ危険と啓蒙するが、本音は不要不急の宴会・パーティーを優先しても問題なしと判断する程度の感染症なのだ。

午前の来院者から聞いたが、TVで飛沫が目に入っても感染成立すると言っていたらしい。
即座に私がアホかっ?という顔したので、少しばかり不満気にNHKが放送していたと付け加えられた。
TVだから?、NHKだから嘘はないのか?
現実的にどれだけの飛沫量を目に浴びたら、感染成立に足るウイルス数を当てられるか考えた?
そういう状況って普段の社会生活であり得る?
頭のなかでは矢継早に質問が浮かんだが、コロナ禍で期待は失せた人間になったから大して言わなかった。

午後、名城公園ジョギングへ。
この気候でマスクして走ったら危ない、走っている人間はほぼノーマスクだった。
。。。とギョッとした。
マスクしてゴーグル装着して走っているオッサンがいるではないか。
汗びっしょりでヒィーヒィーいいながら。
平時なら付かず離れず心配して併走するのだが、期待は失せた人間になったから視界から遠ざけた。

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