教養としての落語
簡潔に基礎知識を習得できる落語解説本。
今までは、敷居を低くしてまで落語初心者を引きこむ書は見かけることがなかった。
しかし文才ある落語家自らが上梓した本書は、一読すればいきなり通(著者は教養人としている)振れる夢のような本。
本書にあるプロが勧める落語の見方。
最初の1回目はじっくり視聴、そして2回目以降は「ながら」リスニングで繰り返し。
早速私は三師匠をPCに入れました。
本書読んで気がついた。
私の天の邪鬼な性格は、談志の言葉に感化されたから。
「常識的に物事を考えてはいけない。必ず裏側からも見ろ」
「多数派につくな、異論を唱えろ」
「相手をびっくりさせろ」
今のご時世、つくづく役立つ教えです。