抗体について

引き続き宮沢先生のTwitterから。

抗体についても誤解が多い。
抗体は物理的に種類があります。
それぞれ機能や役割が違います。
糖の修飾によって機能が変わることもあります。
同じ種類のウイルス抗体でもウイルスがくっつく場所によって働きが違います。
抗体には、良い抗体と悪い抗体があり、後者は無視できる存在ではありません。
良い抗体はウイルスを中和する抗体で割合は多くありません。
大多数の抗体は非中和抗体です。
ウイルスは中和抗体から逃げるように変異していきます。

ですのでワクチンも変えていかないといけません。
古い変異体に対するワクチンだと、中和抗体はあまり誘導されないのですが非中和抗体は誘導されます。
コロナウイルスでは非中和抗体が感染の増強したり、病態に関与していることが知られています。
今回の新型コロナウイルスでも、2020年の4月ごろには抗体はリスクファクター(危険因子)として認識されています。
抗体量が高いことはより危険という意味です。

ウイルスに関することをウイルスが専門でない人に聞いて垂れ流すマスコミ。
それどころか、ウイルスが専門でない人の意見で動く政府。
中和試験の何たるかがわかってない人が、しきりに3回目を勧めるのでマイル。

善玉と悪玉の抗体検出はそれぞれ別の方法でないとできません。
今、抗体が増えると言っているのは、抗体全体量か善玉抗体だけを検出する実験の結果です。
どちらもブースターで当然増えます。
しかしあくまでも悪玉抗体を検出する実験は別です。
しかも悪玉抗体は多岐にわたり全部を検出することは不可能。
抗体検出の実験系は山ほどあり、それぞれ意味が違います。
それを説明せずに抗体が上がった、よかったねという専門家は相当の素人です。
簡単に、その抗体検出系で、悪玉抗体検出してますか?それは悪玉抗体も併せての総和ですか?と聞いてみてください。
キョトンとされたらその人は素人です。

論理的に考えると、
3回目が善とは限らない。
むしろ逆の可能性が高いと思う。
みんなのためにという論理には残念ながらならないと思う。
物事を考える時は、逆が真なのかもと疑うことが重要。
まっさらな目をもって見ること。
屁理屈はいくらでも考えられる。
逆の論もよく読んで、自分で判断する。

日本人が作ったなら絶対に認めない代物を
欧米が作ったから素晴らしいと礼賛する。
いつまで欧米礼賛主義なんだ?

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