戦争する国の道徳
言論界では犬猿の仲で有名な小林よしのりと宮台真司の、公には初の共闘本?
二部構成の前半は、宮台氏のいう「感情的劣化層」が台頭したインターネット世界の対応法に納得。
無意識だけど、自分も似たような方法論取っていたことに自信が持てたし、地道で大変だけどミクロな活動の持続重要性を再認識しました。
それにしても、切迫した政治の解決法が、最終的に◯◯になるのはショック。
後半では、国際競争のなか、日本再生のためには、◯◯して◯◯することが重要だとは。
思想・主義に囚われることなく、自己の直感を重んじ、また、過去の遺恨など消し去れるほど器がでかい両氏。
休日利用して1日で読み切ったが、全体的に宮台氏の言葉が多く、自分が劣化層に落ちぶれんように、彼の言語を理解するのに、少しばかり苦労した一冊でした。
小難しいけど、読む価値は大いにありますよ。