感染予防をもう一度考える

外出するたび視界に入る全ての人間がマスクしている様子を見ると、なんだか彼らのなかの誰かからウイルスが放出されて襲ってくると思いがちだ。
昨日の午後は名城公園をジョギングしたが、バカらしくてマスクしていない私でも、他者とすれ違うときは息を抑えて気をつかってしまう。

厚生労働省の新型コロナウイルスに関するQ&Aを改めて読み返してみる。
以下はコピペで一切手を加えていない。

・ウイルスに感染してから症状が現れるまでの期間は平均 5~6 日ですが、長い場合は 14 日程度までかかることもあります。

・発症の2日前から発症後7~10日間程度他の人に感染させる可能性があるとされています。特に、発症の直前・直後でウイルス排出量が高くなるため、無症状病原体保有者(症状はないが検査が陽性だった者)からも、感染する可能性があります。

・国内で感染が確認された方のうち重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていない

・物に付着したウイルスはしばらく生存します

・感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることにより粘膜から感染することを言います。WHOは、新型コロナウイルスは、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙では最大24時間生存するなどとしています。

これらを読んだ上で考える。

巷で執拗に叫ばれている「無症状感染者が感染を広げる」の無症状感染者とは、おおよそ発症前2日から発症後一週間程度で、特に発症直前・直後の人間ということだ。
ある時点で元気でも2日後に風邪症状が出て、診断してコロナだったら、症状が出た前後に他者にうつしたかも? ということ。
しかし、その後軽症であろうが重症になろうが、実際に他者にうつすのは全体の2割だけ。

では大多数残りの8割はどうやって感染しているのかといえば、感染者が様々接触したモノに自分も触れて、手にウイルスを付着させ、それを自分の目・鼻・口の粘膜に持っていくことによる。

どうせやるならヒトに対する警戒よりも、モノに対する警戒を強めるべきだと思う。

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