悪霊の島

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久々の恐怖小説、と言っても本書が刊行されたのは2009年で、最新作「ミスター・メルセデス」から6作前の作品となる。

最近のキング小説の特徴である超常現象、最後はホロっと感動から、原点の恐怖小説に戻っての傑作。
しかし、ほぼ上巻全部を占める物語の序章が、少しばかり苦痛で、そこに恐怖は一切なし。それでも、その後の怒涛の展開を期待しつつ、数日かけて就寝前に読み続けた。

そして恐怖の入口に立つ下巻のスタートを、タイミング良く週末土曜の夜に迎え、次の日曜にランチ頬張りながら、名城公園の芝生の上で寝そべりながら読み耽った。

肌寒くなったところで一旦切り上げ、帰宅後ゆっくり風呂に入り、真っ暗な部屋で、いよいよクライマックス、恐怖の絶頂に向かってノンストップで読み進んだ。
主人公の悪への執拗な対処に関心して、感動とともに読み終えたのが深夜2時過ぎという、いつものキング小説読了スタイルで、程よい眼疲労と眠気に襲われつつ、小説の続きのような怖い夢見たらどうしましょ、という心配と期待が入り混じった睡眠に落ちました。

満足腹一杯!

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