得意客

接客業の性質も兼ねる職業柄、1日に様々なヒト(飼主)から話を伺う機会があって、そこかしこで得た実感から、オミクロン株によるコロナ感染者が急増している、これは事実だと思う。

しかし、そこには以前のような恐怖心や危機感が、話す方にも聞く方にも感じられない。
やはりどんなにマスコミが恐怖心を煽ろうが、ACE2受容体経路での感染力が激減し、アミノペプチダーゼNなどの粘膜組織感染を主とする “風邪” に変化した病気を、個々に実感しているのだと思う。

感染力は増している。
ワクチン接種・未接種関係なく、皆一様に感染するようだ。
ワクチン接種推奨論者が権威や権力を背景に、自分に都合の良い計算式を駆使し、接種の有効性を謳っているが、現行のワクチンは武漢株をもとに作られたもので、オミクロン株には効かないということを、製造元の製薬会社が発信しているという事実が最も強力だと自分は思っている。
いくら金儲け主義に徹しても、後に万が一薬害問題になることを考慮して、予防線を張るため肝心なところで嘘はつけない。
安心を得たいと接種した方々には残酷な現実だが、各所でブレイクスルー感染も起きているし、接種率100%の介護施設でクラスターも発生している。

感染力が増すということは、日々人々の生活の場に蔓延していくということだ。
元々武漢型の最初期で8割が軽症、無症状感染者が感染を広めるウイルスが、何度もアップデートして更に軽症化して感染力増したのだから、PCR検査すればするほど続々陽性者が検出されるのは当然だ。
最早ヒトが生存している限り、コロナを消滅させるなんて無理と諦めるのが、残念なことだがまともな思考だと思わないか?
短絡思考でせっかちな私は、コロナ初期にそう考えていたが。

現在のところ残念ながら、人類が科学の粋を結集させてもコロナを完全攻略するのは無理。
しかしながら幸運にも、コロナは感染力は増したが弱毒化してくれた。
結局この病気に関しては、自己免疫力上げて抵抗力つける、少しでも丈夫な身体を維持する努力しか今のところ方法論がない。
繰り返すが、幸運にも “風邪” の対処法に落ち着いた訳だ。
それらを悟った欧米は、忸怩たる思いでウィズコロナに舵きりしたのだろう。

一方、開発費に膨大な資金を投じ、全世界に行き渡る膨大な数のワクチン製造した製薬会社。
大儲けから一転、減益の危機を脱するためには、是が非でもそれを売り捌く必要に駆られるのは当然。
得意客は、いつまでも現実直視できない、不安や恐怖に駆られ続ける民がいる国だ。

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