友の門出を祝うために

当院にウサギ飼主として訪れてから、10年来の悪友関係が続いている竹内くん

歳はちょうど一回り下、歩んできた人生の道のりに不気味な接点があり、私の後をぴったり追走する立ち位置だったのが、今年になってとうとう追い越され、4月29日に最愛の伴侶と誓いを立て、それを我々が祝うということになってしまいました。

「せんせー、僕たちの式に来てくれますかぁ?」

「いつなの?」

「4月29日でーす」

「ふ〜ん、死(4)にに(2)行く(9)かぁ〜、めでたいね、是非!」

というデリカシーの欠片もないジョークが通じ合う仲。
笑わせ好きな彼は、式に参加してくれる方々から、笑いの1つでも取らないと満足できないタイプなのだが、いつもの調子でやってしまうと最悪式をぶち壊してしまう危険性もあり、そのさじ加減を見定める難しさに、現在あれこれ悩んでいる状況。
ちょっと助け舟出してあげようと

「こんなのどう? アーティスト側が著作権放棄してるから式場で使用OKだよ」

と教えてあげると

「いいですね〜」

と彼の触手が動いた。
互いにプロレスマニアでプロレス頭だから、勢い余って

「こんなのもどうよ?」

とススメたけど、これは流石にアウトでした。
マニアなら大笑いなんだけどな。

タキシードでなく、この格好の新郎を見てみたい(笑)

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