幸せへのまわり道
2作目
2019年アメリカ製作のドラマ作品。
1998年、雑誌「エスクァイア」に掲載された「Can You Say…Hero?」を原作とする。
主人公のジャーナリストが子供向け番組の司会者フレッド・ロジャースとの交流を通して、父親との人間関係を修復していく物語。
少なからず本作のジャーナリストと境遇が似ている身なので、素直に感動できず複雑な思いで鑑賞。
やはり和解や赦しより、罰や償いを重視してしまう自分、いや、いい作品だと思うけど少しばかり虫がよすぎる感あり。
ラストのピアノのシーンに、綺麗事だけで収まらない人間の性を見た。
物語の美談より、トム・ハンクスの演技の秀逸さに唸る作品としてオススメ。