天皇「生前退位」の真実

8月8日に発せられた「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」
それを受けた国民多数の心情とはかけ離れた有識者会議の主な考えを論破する、最適なタイミングで上梓された皇室研究家・高森明勅氏の書。

現状何故ゆえ生前退位を認めない意見が発せられるのか、それでも生前退位を認めなくてはならぬ根拠、退位を実現するための法改正の全貌が、非常に分かりやすく説得力ある文章で説明されています。

読み終えて最大の疑問。
何故にこれほどまでに皇室に詳しい研究家が、有識者会議のメンバーに選ばれなかったの?

ちなみに本書、初刷と増刷では帯のデザインが違う。
増刷では危機感を煽るメインコピーになっているらしい。
自分が持っている初刷には、本来すべき当然の意味合いの言葉がメインコピーとなっている。
いつもなら帯は読んだら捨ててしまうことが多いのだが、本書に関しては大切にすることで、その言葉が叶うよう願いたい。

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