不沈艦逸話

前田日明兄さんの新日本プロレス若手時代、スタン・ハンセンとの思い出話。

「ハンセンが新日本への初登場のときに最後に大暴れして、若手が止めに行く場面があった。
自分は2番手、3番手くらいにリングに上がったんだけど、他の選手がなかなか行かないんですよ。
「しょうがないなぁ」とパッと俺が行って、ラリアットを食らった。
それから大暴れするたびに、自分がリングに上がってくるのをハンセンがリングで待ってるんですよ」

日明兄さんの「やられっぷり」は、当時TV中継でも度々放送されて話題になっていた。

凄いのは、客にまでラリアットするハンセンの映像も存在している。

私も中学生の頃、愛知県体育館でハンセンにブルロープで叩かれて泣かされた。
昔はこんなことも許される?
というか、こういう場には覚悟して参加しているので、誰も文句を言わないという不文律が存在していた。
裁判に訴えるなんて、不細工なこと考える者もいなかった。
逆に、試合会場でハンセンにラリアット食らって怪我して学校や会社休んだら、一生自慢できる話ネタ得られて得した気分になっただろう。
危険と隣り合わせだったけど、今より居心地が良く、刺激的且つ大らかな時代だった。

1つ星 (2 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ