ロシアン・スナイパー

11作目

アメリカン・スナイパー」に対抗して製作された?ロシア・ウクライナ合作の、第二次世界大戦時のソビエト連邦伝説のスナイパー、リュドミラ・ミハイロヴナ・パヴリチェンコの自伝映画。

多くの狙撃兵が病むPTSDについてはもちろん、過酷な戦場でのロマンスも描かれており、それゆえ精神的苦悩は倍増の印象を受けました。

ターゲットに対する躊躇や慈悲の念が全くないあたりは、アメリカン・スナイパーと同様で、戦時に形成される精神構造の冷酷さを感じ、それは安全な生活を営んでいる我々だから得られる感情なのであり、当事者には当たり前の、生き延びて勝つ鉄則なのでしょう。

とてつもなく重たい人生を背負った女性の物語でした。

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