ミルコ引退

昨年末に開催されたRIZINの無差別級トーナメントで、優勝を果たしたミルコ・クロコップが引退を表明した。

42歳、本場アメリカの総合格闘技の舞台では既に引退状態だった彼が、花道の場として選んだのが、日本での格闘技イベントだったということ。
トーナメント決勝戦でKO勝利を飾った直後、涙を流して喜んだ彼の姿から、ある程度予想できたことでした。

初めての総合進出で、プロレスラーの藤田和之選手相手に、カウンターの膝蹴りでドクターストップ勝ちを収めてから、プロレスラーキラーの名をほしいまま、次々に勝利を重ね16年が経過し、藤田選手も去年引退表明、強者揃いの時代の終焉でしょうか。

最後の戦いの場に日本を選んでくれたこと、たぶんファイトマネーも全盛期と比べれば、とても命を懸ける気になれないものだったはず。
それでも出場を決めてくれた彼の義理堅さ。
そして現状可能な限り万全なコンディションを作り上げ、観るに値する戦いをし、結果を出した彼に
「お前、男だ!」と言いたい。

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