ブレードランナー 2049

11作目

カルト的人気を誇るSF映画の金字塔1982年制作「ブレードランナー」の続編。

前作は、リドリー・スコット監督自ら「デッカードはネクサス6型」と意図したディレクターズ・カット版を鑑賞して感動したのだが、他の製作サイド、興行会社、観客らの願望は様々で、未だ人間なのかレプリカントなのか、謎の存在のデッカードの正体が、本作で暴かれるのか?

ライアン・ゴズリング演じる主人公のK(KD6-3.7)・・・ということはレプリカントですな、無表情で寡黙な役柄なら彼が適役、そのKがどのように絡んでくるのか?

以上2点に期待と不安を抱いて鑑賞、そして観終わったあと大満足の傑作でした。

前作と同様本作も、マニアの想像力を刺激するトリビアが満載で、何度も観直して自分なりの解釈を深めたくなるでしょう。
逆に、推理や思索が苦手な人には理解が難しい作品かもしれませんが、単純に視覚・聴覚が刺激されるだけでも十分楽しめます。

でも2時間半以上の上映時間は耐えられないか。
もうわかるヒトだけわかればいい。
前作を復習して理解する努力を惜しまない者だけが、味わえばいいのさ。

選ばれし観客のみ、楽しむことを許された作品です。

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