フレンチアルプスで起きたこと
この映画のサントラはヴィバルディの「四季の夏」で、アルプスの雪山でのシーンに使われているから面白い。
そして、クラシックは疎いから当たっているか怪しいけど、夏の嵐が到来して、穀物を打ち倒す曲構成部分の音を使用していて、これがめちゃくちゃ効果的で、何か起こりそうな不安な気持ちを増長させる。
本作のパンフレットの解説にあるらしいが、誰にでも起きる可能性のある出来事で、その不可抗力でとった行動は、生物学的には雄に圧倒的に多い習性だとか。
それに不幸にも家族旅行で向き合うことになってしまった旦那。
その瞬間は笑えるんだけど、その後に追い詰められていく様子と、最後にとった行動は、なんと、日本人なら見たことのある○○議員ですがな。
堕ちるとこまで堕ちた旦那が救われる道は?
私は○の演技だと思いました。
そして、最後に違うハプニングで、○も客観的に見たら同等の行動を取るのだが、これは非難されない。
男は強くて、大切なものを守らなければならない、という自ら作り出した観念に、縛られた生き物なのだ。