スーパー・チューズデー
アメリカの大統領予備選を描いた作品で、ジョージ・クルーニーが製作・監督・脚本を務め、州知事役として出演している。
制作当初は彼が民主党支持派で、本作で同党議員を演じるので、そのプロパガンダ作品ではないかと憶測が飛んだらしいが、そんな生易しい作品ではないのは日本の副題からわかる。
主役は個人的に好きな俳優No.1のライアン・ゴズリング。
「アメリカの大統領は国を破産させることもできる、嘘をついて戦争を始めることもできる、ただ、ホニャララだけは許されない変な国なんだ」
という名台詞を吐きます。
人間の評価は必ずしも妥当でない。
ずる賢い奴や、信念を曲げたり、妥協する奴が生き残る。
自分はリアリストだと言い訳して。
そして本心が折れ続ければ、いずれ疲弊する。
心病んだ中で生き続けることになる。
人は承認欲求を満たしたい生きものだけど、評価を受け、上に行けば行くほど大変だと改めて思わされる作品。