アジアン・パラドックス

先ず「フレンチ・パラドックス」
フランス人は脂肪の多い美食をするにも拘らず心疾患が少ない。
このパラドックス(矛盾点)は、彼らが赤ワインを飲むためであり、赤ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用のおかげであるといわれています。

最近、エール大学医学部外科のBauer Sumpio教授が全米外科学誌(Journal of the American College of Surgeons)に「アジアン・パラドックス」なる説を発表しました。

アジア諸国では、多くの人が喫煙するにもかかわらず、心疾患やがんの発生率が低い。
同諸国では一人あたり平均一日1.2リットルの緑茶が飲まれているが、そこには抗酸化物質としてよく知られているポリフェノールの一種であるエピガロカテキンガレート(EGCG)が含まれている。

1)EGCGは、心疾患の原因物質である悪玉コレステロールであるLDLの酸化を防ぐ。

2)EGCGが血小板の凝集を防ぎ、血液中の脂肪分を調節したり、平滑筋細胞の分化や流動性を高めて、心疾患の原因因子を減少させるのにも有効。

3)EGCGは、がんの増殖も抑制する。

4)消化器系の機能をも高め、アルコールの代謝や、腎臓や肝臓或いは膵臓の機能、更に皮膚や目の防御効果や疲労感を解消するのにも有効。

5)お茶には、アレルギーや糖尿病、細菌やウイルス感染、虫歯予防、炎症の軽減、更に精神安定化効果が期待される。

今夜は酒飲まずに緑茶飲もう。

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ