お江戸けもの医 毛玉堂

ときは明和5年(1769年)、江戸庶民の生活が息づく町で、獣医師の主人公・凌雲が病の動物を治療し、飼主が抱えた問題まで解決していく物語。

治療される動物は、イヌ、ネコ、ウマ、そしてウサギがいます。
相手が言葉の通じない動物故、徹底した観察と経験に基づいた謎解きで彼らの病を癒す、実は現代の獣医師も実践していることだ。
獣医師の飼主に対する心情が、凌雲を通して明かされているところも面白い。

お江戸の話でありながら、現代の獣医師の職を紹介する物語でもある。
飼主さんにオススメの一冊。

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