XStat

カニやエビの殻に含まれるキチン、キチンを加工してできるキトサン。
獣医療でも以前から活用されており、当院でもキチンの皮膚細胞再生能力を利用して、ウサギの傷の治療に用いてます。

先日、趣味のミリタリー情報をネットで探っていたら、キトサンを利用した新たな医療用止血器具が開発されたニュースを見ました。

元々軍事利用で開発された、僅か20秒で銃創を塞ぐ注射器型の止血器具XStat 30。
今回、民間市場での利用を目的に、米食品医薬品局 (FDA) の承認を得たそうです。
XStatのスポンジは、キトサンと木材パルプで作られており、血液中の水分を含むことで急激に膨張し、互いに引っ付き合う性質から、溢れ出す血液の強い圧力にも耐えて傷口を塞ぎ、応急処置アイテムとなるらしい。また、後で手術を受ける際、体内のスポンジが取り残され無いよう、X 線を照射した時に浮かび上がる文字が印字されているとか。

将来的にウサギの皮下膿瘍などの治療でも活躍するか?

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