4日ぶりの診療
歯が伸びてしまったのを気づいて、それでもしばらく来院できず、とうとうこんなになるまで頑張っちゃった患者さん。
残念ながら奥歯も悪い状態でした。
ペレットの配分が多く、牧草をあまり食べない餌生活で歯の摩耗が妨げられ、更に暇潰し(牧草を食べる量が少ないと余暇が増える)でケージを齧っていたのが原因。
だけど患者さんは既に御高齢。
無理に食餌切替するより、定期的な歯の調整によって、現状の生活を維持すること。
次に涙目の患者さん。
愛玩動物としてヒトに好かれる顔立ち、鼻を低く瞳を大きく、更に小型化が進んだ影響か。
治療以外にすることは、可能な限り目に優しい生活をすること。
・牧草中心の餌生活で歯の不正咬合を防ぐ
上顎の臼歯が目元を悪さしないように。
・ケージ内を密閉空間にしない
毛布とかでケージをカバーすると、排泄物から立ち上がるアンモニアの逃げ場がなくなり目に当たる。
清掃に薬剤を使うことも、ウサギは嫌うし身体に良くないのでオススメしない。
・ざるでホコリを除いてから牧草とペレットを給餌する
・場合によっては目元をバリカンで刈ってあげると管理し易い。