高齢期の一歩手前の獣医学2
そして話は「痛み」に進んでいくのですが、犬の痛みについての指標が「動物のいたみ研究会」からのチェックリストで紹介されました。
同様にウサギを考えれば、被食者としての弱みを見せない彼らの痛みを認識してあげることは犬以上に困難であることが予想されますが、ウサギの高齢化に伴い普段の診療で考慮するべきことだと思いました。
そして「痛み」に気付いたら何ができる? として様々な方法が述べられましたが、どれもウサギ診療に大変参考になるものでした。
実は今週頭に久しぶりにジムでハッスルした代償なのか、昨夜から右膝の腫れと痛みを訴えていた私。
午前の診療時は階段の上り下りもままならず、シンポジウム会場でも休憩時間には異常な歩行状態。
居合わせた仲間の先生に「またケンカでもしたの?」と尋ねられる始末(またって・・・)。
講義中に、ラット・マウス・ヒトでは肥満動物ほど痛みの感受性が高いことや、治療としての低衝撃運動(歩行や水泳)の重要性を教わり、デブの過酷な運動は最悪であることを身を以て確認したのでした。
更につづく。。。