飼主さんが原因を見つけた

1ヶ月前に眼振で来院したウサギの話。

キャリー内で派手に目が揺れているのに、診察台に乗せてしばらくすると消失する。
えっ、なんで勝手に症状が消えるの? と不思議に思いつつ再びキャリーに入れると目が揺れる。
これを何度も繰り返し、治療しようかどうするか迷ったが、飼主さんと相談の上様子見とした。

今日来院、全く目が揺れない、キャリー内でも外でも。

キャリーを全面目隠しの狭いものから、外が覗ける大きいものに変えたら完全に症状が消えた。
このウサギは飼主さんの自転車に乗せられて通院する。
以前のキャリーだと狭くて外が見えず酔ったのか?
しかしそれだと院内でキャリーから出し入れ続けて、症状が出たり消えたりしたのはなぜでしょう?
とにかく以前のキャリーに入ると条件反射で酔う?

う〜ん、話せるものならウサギ本人に尋ねてみたい。
どちらにしても飼主さんが原因を見つけて治してしまった。

飼主さんに伺ったところ、ネットで調べたら電車に乗せると眼振が現れるウサギの報告があって、それでキャリーを変えてみようと思ったそうだ。

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