爪の伸び具合で判断するよ

私、ほんとうはウサギの爪切り、あまり好きでない。

ウサギは指先に振動が走るのを凄く嫌うので、爪を切ってあげるこちらの心が痛い。
大して伸びてないのに毎月爪切って、ウサギを嫌がらせる必要ないでしょう、当院では3か月に1回の爪切りを提唱している。
対して熱心な飼主さんほど、ウサギの世話をしたくてたまらなくて、伸びてないのに爪切りしたがるから、理解してもらうべく日々説明させて頂いている。
斯様に当院の飼主さんは、ほとんどが真面目で熱心な愛兎家だ。

しかし稀に・・・

魔女の如く四肢の爪を伸ばし放題、ちょっと飼主さん、どこまで伸びるか競争でもしてるんですか? と突っ込みたくなるほど驚く状態のウサギを連れてくる飼主さんがいる。

オシャレは足元から。
ビジネスマンは対峙する商売相手の靴を見て作戦を練るし、ホテルマンは宿泊客の階級を測るそうな。

ならば私は、来院された兎の爪の伸び具合を見て、飼主さんの世話度を判断します。

度を超えて伸びている爪のウサギは、
狭小スペースで(動かないから爪が折れない)
無関心な飼主さん(伸びてる爪をなんとも思わない)
に世話されている可哀想なウサギ。

そのような飼主さんが診察中にいろいろ言われること、信頼性・・・ある?

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