時間厳守

先日午前の診療受付終了間近、遅れるけど診てほしいという電話がありました。
内容は重篤な症状でなく爪切り健診だったようで、スタッフが当院の方針に従って丁寧に断り、午後の診療時に出直してもらうようお願いしました。
その際、少しくらい待ってもらえないのか? という不満を飼主さんは表明したそうです。
スタッフは受け入れることはありませんでした。

当院では午前の診療終了後、休憩や昼食を取ることなく、スタッフ総出で手術をします。
数日前から飼主さんに予約を取って頂き、
手術まで愛兎の状態を維持してもらい、
当日は早い時間に来院してもらい各種検査を受け、
その後愛兎は当院で預かり手術開始時間に向けスタンバイし、
スタッフは各手術に適した機材・器具の準備を、手術開始時間に合わせ進め、
私は直前の検査結果や実際に見る患者さんの様子を観察、最終的な手術方針を決定し、
全員が手術開始時間に合わせて意識を高めていきます。

予め決めて周知されている筈の時間が守られず、手術直前に邪魔(敢えて言います)が入るのは、当院にとっては上述の準備が全て崩れる、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、生きるか死ぬかの戦いである手術に挑む患者さんに対し、とても縁起の悪い迷惑行為だといえます。

遠方から来られて時間内に間に合わないのは、さぞ残念なことでしょう。
しかしながら殆どの商売において、顧客都合で営業時間がなあなあになるなど、私が知る限り飲み屋で店主と盛り上がった時しか経験ありません。

何度も言って耳にタコですが、診療受付時間厳守でお願いします。

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