夜間判断

当院の休診時間である夜間、年中無休でお世話になっている夜間動物緊急診療所は、私が所属する(公社)名古屋市獣医師会が運営する動物病院。

読んで字の如く、夜間突発的に生じた緊急事態に備えた動物病院で、ウサギで一番お世話になるのが食欲不振を症状とする消化器疾患でしょう。
消化器疾患も、実は朝まで様子見てたら自力復活可能な軽症から、発見即時受診を要する腸閉塞まで様々で、よく飼主さんに聞かれるのが「夜間に行く判断基準を教えてほしい」と。
要は次日朝まで様子見ていて良いのか、深夜だろうと治療費高かろうと一刻を争うので夜間に行くべきか?

これができれば絶対というわけではありませんが、一つの目安として飼主さんが愛兎のお腹触って判断できるか?
仮に飼主さんができたと思っても、そのとき私も触って答え合わせしてませんから、毎度毎度の判断が当たってるかわかりません。
頼まれれば触り方を教えていますが、1回で理解できない飼主さんが殆どで、実際過去に愛兎が腸閉塞を患って、そのときに触って驚いた経験ないと難しいと思います。

結果論だけど、心配だったら積極的に夜間動物緊急診療所を利用した方が良いと思います。
夜間で多めに診療費かかっても、愛兎が命落とすよりはマシですから。

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