冬場でも脱水

今の時期たまに診るのが、消化管の内容物(食べた餌)が硬くなっているウサギ。
硬さが増せば流すことが困難になり胃腸運動の負担増→食欲不振になります。
硬くなる原因の一つに水分摂取不足が考えられます。消化管内に水分が十分でなくて内容物が硬くなるということ。

このようなことは暑い夏場に多いのですが、実は室内飼育で暖かく乾燥した環境下の冬場でも場合によってはあり得ることです。

対策としてはウサギが容易に飲水できる水受けの設置(当院では給水ボトルより水受けを推奨)。

適量な葉野菜(キャベツ・レタス・小松菜・大根葉・人参葉など)を給与して、食べることでも水分摂取させるなどです。

ウサギは水分要求量の多い動物です。
1日に体重1kg当たり50ml〜150mlの水を欲します。
これは体重60kgの人間に換算すれば、最大なんと1日に9リッターも飲水することになる量です。

ウサギにとって水分不足は死活問題なのです。

求人募集中→詳細はこちら

勉強会のお知らせ→詳細はこちら

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ