介護して、その先を目指す

画像は10歳の老ウサギ。
ここ最近徐々に体力・食欲が衰えて、満足に食べれない状態が数日続いた。
年老いても2kgに保っていた体重が、久々の来院で1kgに減少していた。
飼主さんは老衰だから仕方ないと半ば諦めていたが、やはり最後に診てもらおうと連れてきてくれた。

画像の如く痩せ細って(削痩)踏ん張りが利かなくなり、前肢が開いてしまう。

しかし、流動食を口に含ませてやり、一生懸命咀嚼して飲み込むことができるなら、まだ諦めるのは早急だ。
自発的に食べるのではなく、飼主さんが食べさせることで、復活してくることがあります。

このウサギも、先ずは数日間強制給餌し、体重をある程度戻すことが重要で、それが叶ったら老体と相談しながら、病気の診断に進んだ方が上手くいくと思います。

1つ星 (1 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ