レッキスについて

先日、体重管理が大変なミニレッキスのゲンちゃんを紹介したところ、それを読んだ方から以下の意見を頂きました。

ARBA(米国ウサギ品種協会)の規格ではミニレッキスの雄の標準体重は1.8〜2kg前後。
ゲンちゃん、ミニレッキスとしては更に軽い体重で肥満と戦っているので、レッキスミニと言った方が適切なのでは?

そこで先ずミニレッキスという品種について調べてみました。

大元の品種は19世紀後半にフランスで野生ウサギの突然変異によって生まれ、レッキスラビット(スタンダードレッキス)として1919年に品種として認定されました。ペットウサギの中では大型のウサギに分類され、体重は3〜5Kgとされています。
私がウサギ診療始めた当初は、レッキス自体日本では希少品種だったのか頻繁に診ることはなかったのですが、所謂ミニウサギと比較して大きい印象を受けました。毛皮をとる産業動物として育成されているのも、この品種だと思います。

そしてこのレッキスラビットとネザーランド・ドワーフを、アメリカで交配して誕生させたのが小型のミニレッキスで、1988年にARBAによって認定されました。体重は1.6~2Kgとされています。
カルテデータによれば、当院で最初に診たミニレッキスの患者さんは2000年初頭の来院でした。現在ではレッキス来院患者の殆どがこのミニレッキスになっています。

では、ご意見にあったレッキスミニとは?・・・

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