スタッフに怒られた

飼主さんとの会話が噛み合わない診察はストレスだ。

互いに日本語を用いて意思疎通を図っているのに、どうして理解が得られないのか?
投げ掛けられた質問に応えて、丁寧に(という私心)説明している最中なのに次の質問を投げてくる。。。ということは、その時点で説明している事柄は理解されていないということだ(という私心?)。

そんな実感が続いてしまうと “いかなるときも飼主さんには優しく” という、なかなか実現困難な目標を掲げている自分の熱意は砕かれて、悲観的な思いが顔に出てしまう、その飼主さんの前で。
現在の私は診察中マスクしていないので、その表情の変化は一目瞭然。
そうした後、表題にあるようにスタッフに怒られた訳だ。

責められるべきがどちらかは重要じゃない。
理解されないことに苛ついたことがダメなのだ。
ひょっとしたら飼主さんは、理解を得るために質問したのではないのかも。
心細さを和らげるために、話を聞いてくれる相手が必要だっただけかも。
相談に解決の糸口は求めていなかったのかも。

機微に聡い人間になるには、まだまだ遠い道のりだ。

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