ウサギの視界
眼損傷、白内障、緑内障、眼内膿瘍、臼歯不正咬合による眼脱臼、老化による視力低下など、ウサギも様々な疾患で視力を消失します。
見えなくなることは不幸なことですが、そもそもウサギはヒトほど視覚に頼って生活していないと思います。
ヒトのように頻繁に外出しないので外部環境との接触は無く、目が見えなくても限られた生活空間を他の感覚を利用して活動できるし、ヒトのように本を読んだりテレビを見たりして、情報収集する必要もありません。
主な生活環境であるケージ内の大胆な模様替えさえしなければ、目が見えないとしても、ヒトのそれと同等のストレスとはならないのでは、と個人的には考えています。
もちろん元来備わっている五感の一つですので、大きな損失に変わりないですから、眼疾患の早期発見早期治療によって、失明を回避することは大前提です。