ウサギの病気を事前に調べる

今はネットで情報収集が手軽にできる時代。
大切なウサギのために可能な限り病気の知識を集めて、飼主さんなりに病気の当たりをつけて来院される方も多いでしょう。中には診察室に入るとと同時に、ウサギの病名を断定し、治療法まで指定する飼主さんも珍しくないです。

これって言い換えればラーメン屋に行って、その店の味を堪能することなく、自分が仕入れた他店の料理法で作って出して、とリクエストするような行為と同じだと思いません?

ただ、このような他業種では失礼な行為でも全否定できません。
飼主さんの病気に対する知識欲が強ければ、こちらの話し方次第で正しい認識を持ち、積極的に治療に参加して頂けると思うからです。また、ひょっとしたら私の知らない情報・知識を、飼主さんから入手できることがあるかもしれません。何よりも、飼主さんが努力して集めた情報を、即座に全否定してしまっては、その後のコミュニケーションが上手くいきません。

と、偉そうに分かったような事言ってますが、これもある程度歳とって着火することが少なくなったからです(笑)

しかしながら確実に言えることは、どれだけウサギの病気知識をネットから吸収することはできても、現場で個々の体調を実際に触れて診ている獣医師には及ばない場合が殆どだということ。これを飼主さんは認識して、せっかく目の前にいる獣医師に質問をぶつけてほしいと思います。

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