ウサギの小型化

近年、ペットウサギは小型化の傾向にあります。

1998年発行の「エキゾチックアニマルの診療指針」によれば、最小型種のネザーランドドワーフでも1~1.5kgの体重とされていますが、現在では当院の患者さんで最小の成ネザーが700gです。
15年前にウサギを診ていた頃は、ロップやミニレッキスは2~3kg台が一般的でしたが、最近ではネザー並みの1kg台という小型化が進んでいます。

小型化が進むことによって起き易い病気は様々あります。
例えば臼歯過長症は3~4kgを超えるウサギでは殆どみられないのに、1.5kgを下回るサイズのウサギから急増します。
私見ですが、消化管が細いためでしょうか、腸閉塞も小型種に多い気がします。

見た目が可愛い小型化ですが、飼育に当っては繊細な扱いが必要なのかもしれません。

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