ほら、怒られたに〜

ウサギは、イヌ・ネコに比べて

・ペットとしての歴史が浅いから、ヒトとの共同生活の適応力が弱い。

・食性(草食)が特殊。

・被食者として警戒心が強く、ストレスに弱い。

・骨の強度がなく、骨折しやすい。

・心肺機能が繊細で、暑さに弱い。

・寿命がおおよそ半分、老化が早い。

という特徴があり、それらを理解し対応した飼育ができていない飼主さんに遭遇すると、私は心配で心配で心配で・・・
飼主さんじゃないですよ。
そんな飼われ方をされているウサギが、病気にならないか心配で心配で。

可哀想で可哀想で・・・
飼主さんじゃないですよ。
不自由な生活を強いられているウサギが、可哀想で可哀想で。

だから、ウサギを守りたい一心で、飼主さんに熱心に説明します。
先日、私の説明を受けた飼主さんが、診察室を出た瞬間に一言

「ほら、怒られたに〜」

私は叱ったつもりは全くないです。
それよりウサギが不憫で不憫で。

飼主さんが、ご自身が怒られたという羞恥心を引きずるより、ウサギのことを思って、飼育を改善する気持ちを優先してくれることを願います。

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