どれほど心配かけたか

先日、両眼が飛び出て(これ、いつも撮影して勉強会等の説明画像にしたいと思うが慌てて忘れる)来院した4歳のネザーランドドワーフ。
レントゲン検査によって予想通り胸部に病気が発見され、早速治療を開始しました。

しばらくして症状が改善し、経過検査のため再度レントゲンを撮ってみると。。。
なんと胃に金属片が写ってました。

飼主さん曰く、アクセサリーの部品だとか。
予想外の事態に飼主さんは動転ですが、胸部の病気のため手術して取り出すことは危険すぎると判断、ウサギが自力排泄するのを待つことに。
2日後、待ちきれない飼主さんとウサギが来院、再びレントゲンを撮影するも、残念ながらまだ体内に金属片は残っていました。
焦る気持ちを抑えて更に数日置き、改めてレントゲンでチェックし、やっと体外へ排泄されたことを確認しました。
飼主さんは泣きそうになる程の安堵、しかし本人は何度も病院へ連れてこられて不貞腐れ。

ウサギは目の前にあるモノを、なんでも興味本位で口にする生きもの。
今までにも驚くようなモノを呑み込んで、来院した患者さんがいました。
個体のコンディション、体型、年齢などによって、呑んでしまったモノを必ず取り出せるとは限りませんし、それ自体ウサギの命を危険に晒すことになりますから、部屋んぽさせる際は厳重にチェックしてください。

とりあえず今年中に解決して良かった〜。

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