うさぎ飼育書の決定版!うさぎの飼い方育て方

国内で飼育されている第三のペットであるウサギ。
長年ウサギ診療を通し飼主さんと接して思うことは、ウサギ飼育知識に格差があること。

イヌ・ネコのようにペットとしての歴史が長く、全国の動物病院で飼育啓蒙がしっかりされる環境にありませんから当然と言えます。
しかしウサギを家族として迎いれるわけですから、飼主さんが彼らの知識を得ると共にリダーシップを発揮することで、彼らの幸せな一生を実現しないといけません。
そのために当院では、飼主さん向け飼育セミーを15年以上に渡って続けています。
厳しいようですが当院に通院してもらうためには、飼主さんにある程度の(私から言わせると最低限ですが)ウサギ飼育リテラシーを求めているわけです。

少し脱線しますが現在のコロナ禍、様々な情報が乱れ飛んでいます。
専門家と称される方々にも、明かに疑問が生じる言動を発する方も存在し、何を信じ、何を疑って、自身の考えを確立させるかは、個々のリテラシーにかかっています。
その上で、大人は子供を導く必要が生じます。
これは飼主がウサギを、何を信じて学習し、飼っていくかにも通じます。

富山県のアレス動物医療センター院長・沖田先生が執筆された、電子書籍が発表されました。

私は直接の面識はなく、過去にメールで意見交換した程度の関係ですが、先生の動画を毎回興味深く拝見する限り、私と志が通じる内容の本だと思います。

写真集的な飼育書ではない。
ペットショップに忖度していない。
85,000字、193ページ。
ある程度の文章が読めて、それをものにするリテラシーが求められると思いますが、全ての飼主さんにチャレンジしてほしい一冊だと思います。

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