いよいよ

最近電話相談で多い。
老齢で介護生活の愛兎がいよいよ。。。だと思うのだけど、
・動物病院へ連れて行って、まだ何かやれることあるのか?
・それは本人に苦痛や危険を与えるリスク背負ってでもやるべきなのか?
・正直、もうどうしたらいいか分からんので、先生決めてくれないか?

難しいテーマだけど、私が思うところを述べたいと思います。

命に永遠はなく、いずれ終わりが来ます。
ウサギはヒトの10倍近いスピードで生きていることを考えれば、飼主さんが愛兎の最後を見届けることになるのは、飼い始めた時点で承知の筈、覚悟があって飼い始めた筈。
では最期はどういう状況が理想でしょうか?
愛兎は、住み慣れた環境で、信頼する飼主さんに見守られて、安らかに逝きたいと思う筈。

しかし、何かしら苦痛を訴えているように見え、治療すれば和らげることができるかも。
治療したら状況が改善されて、再び元気になってくれるかも。
いや待てよ、通院道中や診察中に興奮して、そこで逝ってしまうことだってあり得るかも。
これら「かも」について、ある程度の見通しを私はできる “かも” しれませんが、絶対ではなく、あくまでも結果論です。

こんなとき、
ヒトなら、意識がしっかりしていて、周りに伝えることが可能なら、自分で決めるのでしょう。
私は自分が将来いよいよという状況になったら、周りは狼狽えることなく温かい目で見守っていてほしい。
例えばコロナで、延命だけを優先してエクモに繋がれるようなことは絶対嫌、尊厳死を踏まえた対応を望みたい、もちろんこれは私個人の望みであって、飼主さんは其々に考えや信条がある筈。

愛兎の場合は、
最終判断は飼主さんが気持ちを察してあげて決断を下すのです。
それによって愛兎との生活が貫徹し、飼主さんにとっての良い思い出、たぶん愛兎も同様な思いになってくれると私は考えます。

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