ウィッチ

97作目

2015年アメリカ・カナダ合作のホラー作品。
ホラーものは苦手分野だが、海外の映画祭で絶賛、日本で上映(今年7月)される前から話題になっていたので、肝試しのつもりで深夜独り鑑賞。

17世紀のニューイングランド、宗教観の対立から村を追い出され、孤立して生活する清教徒家族の絆が崩壊へ向かっていき・・・
当時の電気のない暗く、貧しく、不憫な生活、加えて信じる宗教による禁欲的生活が、史料をもとに忠実に再現されており、それだけでどこか怖い雰囲気を漂わせている。
そして題材になっている魔女も、当時の裁判記録から特徴を拾っており、そのリアリティーが下手なスプラッターホラーものより数倍怖い。

加えて、完全にホラーに適合顔の主演アニャ・テイラー=ジョイ。
モーガン」「スプリット」でも観られる彼女の苦悩の三白眼は、個人的に不穏な象徴として決定的に印象付けられた。

オススメ。

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