ウサギをコントロール

飼主さんから「うちの子、全く触れない」「抱っこもしたことない」と聞く事があります。
伴侶動物として共に生活しているのに、触合えないなんて非常に残念な事です。
ウサギはどんどん長寿化していて、それに伴い老後の生活を何かしらの薬を飲みながら維持する事が多くなってきています。
触る事のできないウサギに内服は無理です。
老齢ウサギの投薬を、切羽詰まって力尽くでやろうものなら、強烈に反発しショックで倒れる事だってあり得ます。
ウサギの老後の穏やかな生活を実現したいなら、ウサギをコントロールできる事は必須です。

コントロール法は以下の3ステップの順です。

1)ウサギを静止させる

2)ウサギを抱き上げる

3)ウサギに薬を飲ませる

ウサギはコントロールされる理由も分からず、自由を奪われるのですから、気分はよくない筈です。
理解してもらうこと、なだめすかすことは無理です。
嫌な事だけど、力尽くでなく、手際よく、短時間で済ませてくれれば、なんかよう分からんけど飼主さんに少しだけ協力してあげようか、とウサギに思わせること。
そのためには1)〜3)の方法を、毎回失敗せず確実にできるようにしないといけません。

失敗する→ウサギが逃げれた→ウサギが飼主さんに勝った→次回はもっと暴れようとする

の負のスパイラルに落ち込み、ウサギはどんどん気難しくなります。
飼主さんが常勝しなくては獲得できない技術です。

過去ログでもレクチャーしましたが、再度段階的に分かり易く連載します。
頑張って習得してください。

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