3時10分、決断のとき
51作目
1957年に公開された「決断の3時10分」のリメイクで、2007年ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール共演で製作され、西部劇としては久々のヒットになり、アカデミー賞にもノミネートされた。
10年前に劇場で観た本作を、何故に今観直したかというと、先日鑑賞した「ジェーン」が母性の西部劇なら、本作は父性の西部劇だと気がついて、確認してみたくなったから。
両作品とも、主人公が家族を守るために立ち上がるのだが結末が真逆、しかし、それがいかにも納得できるものになっている。
母とは、父とは、こうするべき、そして、こうなることで、家族の心に刻み込まれることを望むものなのでしょう。
ということで、本作は、「ジェーン」を女性の立場から勧めてくれたN師匠に、男の立場から勧めてみたい作品だ。