誰かを幸せにするために 大人の流儀8

シリーズ8作目の本作も発売日に買ってきて、1日の終わりに寝床で読み始め、次の日の仕事のことも忘れて読み切ってしまった。

過去に語られたエピソードが繰り返されるものもあるが、対ひと、対飼いイヌとの温かい話は、表題通り読んでいて幸せな気分にさせてくれる。
特に強くもあり優しくもあるご両親との思い出を描いた部分は、羨望の念を抱くほど(自分の親を尊敬しなさいよ、と著者に怒られそうだが)。

そして、今のご時世どんどん居場所が失われていく煙草呑みにとって、「雨が降っていた」の最後の一文に拍手喝采。

また次作が楽しみです。

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