ファインダーズ・キーパーズ

巨匠キングが挑むミステリー第2弾「ミスター・メルセデス」の続編。

ファインダーズ・キーパーズとは、主人公ビル・ホッジズが運営している人探し専門探偵社の名前だが、本続編のストーリーにピッタリの言葉といえる。

前編と同じくショッキングな幕開けでも、なかなか夢中になることができず(2時間程度で起承転結する映画に慣れしてしまった頭には、じわじわ効果の小説は焦れったいのでしょう、特に前半が)、やっとビルが登場した頃から、気づかぬうちに引き込まれて、休日まるっと一日かけて最後まで読み続けた。

前作ではデビーの青い傘の下を見つけて狂喜した。
今回は、多分「これ」が商品であるんじゃない?と探したら、やはりありました。

最終章は、次回のプロローグらしいけど、これってキングお得意の路線じゃない?と思った読者が多いのでは。
3部作の最後は「End of Watch」で、アメリカでは既に去年刊行されている。
邦訳刊行が待ち遠しい。

おれたちは若い。
あいつは若くない。
そうさ、時間はおれたちの味方なんだ。

に個人的に勇気付けられた。

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