パッセンジャー

66作目
アイヒマン系を一旦中断して、頭空っぽにして楽しめるSFものを観ました。

2016年アメリカ製作で、「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンスと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラットの共演。
制作費110億円もかけ、総興行収入300億円なら一応合格なのだろうか。

圧巻のプール無重力シーンをはじめ、視覚的に驚くシーンが多くて飽きないが、クライマックスに向かって、ストーリーの稚拙さが際立ち、もうちょっとリアリティーある脚本できなかったのかと残念な気になったが、頭空にして楽しむのが目的なんだから良しとする。

よくよく考えたら、主人公が寂しさのあまりやってしまったのは、殺人に等しい行為なんだから、こんなのロマンスに収まるのが不思議。
しかし、危機を回避するには2人の力が必須という理由付けで、そもそもの行為に対する罪悪感を抹消し、一件落着後、互いになんの疑心暗鬼も抱かず添い遂げるとは。
ああ、利己的な作品だ。

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