治療無しってどうなんだろう

最近診察で立て続けにあったこと。

愛兎の軽度のソアホックやスナッフルを心配して来院してくださった飼主さん。
実際に診させていただくと、その病状自体は非常に軽微。
しかしその病気を引き起こすに至った原因(愛兎の肥満、間違った飼育方法、不適切な餌だったり)が、将来的には他の問題も招来させるので見過ごせない。

そこで先ずは、治療するよりも、飼主さんと話し合って、問題点を全てピックアップし、それらを改善させることを優先にした。
効果が出るのに時間はかかるが、その方が長い目で見て愛兎の健康を守れるし、結果的に軽微な病状も消えてくれる場合がある。

飼主さんが理解されたことを確認して、診察終了となるのだが、結局治療は一切していない。
飼主さんは、果たして安心してくれたのか、少し心配な気持ちはある。
でも、この方が愛兎にとっても、飼主さんの財布にとっても良いことなんだけどね。

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