安静について

年末年始の休みに向かって、そろそろ重病患者さんの来院が怖い、しかし手術は相変わらずどころか、何故が12月に入って更に増えてる。

こんな時だからこそ(こちらの勝手な都合ですが)、手術後はしっかり回復して早く元気になってもらいたい。
思いは飼主さんも同様。
そこで退院後はしばらく安静に・・・は、ごく普通な考え方だと思う。
しかしウサギは違うのです。

彼らは草食動物で長い消化管が特徴です。
身体を動かさずじっとしていては、その消化管を首尾よく動かすことができなくなります。
ですから当院では、術後に運動が制限されるエリザベスカラーの装着はしないし、退院即日常通りの生活に戻してもらっています。
好きなだけ走って頂いても結構、その方が手術後の回復が早いと思います。

これは冬場の生活にも当てはまることで、ウサギは寒さに強い動物だからと暖房稼働しない環境においてしまえば、寒さに耐えて動かずじっとしていることが多くなり、健全な消化管運動の妨げになると思います。

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