かゆくて厄介な病気

まずはヒトの医師、佐々木次郎先生の「覆面ドクターのないしょ話」という連載コラムで、この回読んでみてください。

後半主題から外れて、ヒトに感染する疥癬という寄生虫と、その症状・治療法について語られているのですが、実はウサギの痒みも同様なんです。
ペットウサギには、ツメダニ疥癬による皮膚病状と辛い痒みが多いです。

あまりの痒みの酷さから、日常をゆったり生活することや、しっかり睡眠をとることが妨げられて、いつもイライラ神経質になってしまったペットウサギ。
歳とって身体が硬くなり、就寝時に孫の手が欠かせない私には、想像しただけで最も辛いであろうと推測する病気です。

そして、これがまた可哀想なことに、うちの子は衛生管理しっかりしてるから、他のウサギとの接触もないし、うさんぽにも出てないから etc. の理由で、飼主さんが勝手に安心と決めつけ、相当長期間、下手すると1年以上も、愛兎の感染に気付いてあげられず、放置しているケースもあるのです。
上述の私からしたら、気が狂いそうになる拷問です。
あっ、オッサンの話はどうでもよかったですね。

感染したウサギの治療に使われるのも、ヒトと同じくイベルメクチン(厳密にはその誘導体)で、効果はてきめん、治療したあとは、あれほどヤンチャで気難し屋の我が子が、なんて落ち着いた穏やかな子に変わってくれたのだろうと、驚かれる飼主さんが多いのです。

逆に言えば、それほど治療しないで放置していた期間が辛かったということ。

愛兎の背中の毛を逆立てて、下の地肌にフケを見つけたら、直ぐに動物病院で検査してもらいましょう。

あっ、飼主さんが勝手に自己診断して、市販のダニ取り剤を使用してはダメですよ。
飼主さんの大切な愛兎が、可哀想なことになるかも・・・ですから。

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